日本一周バイクツーリング(広島県、岡山県、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、石川県、富山県、岐阜県、滋賀県、大阪府)その2

 平成26年9月11日(木)

今日も快晴。いよいよ念願の能登半島ツーリングだ。早朝金沢市内を散策する。地方都市と思えないほど豊かさを感じる。明日の兼六園が楽しみだ。午前7時30分ホテルを出発。白米の千枚田まで約110キロ余り、気持ちが高揚してくる。能登里山道路を走行。高速道路だが無料だ。距離が往復するとかなりになるので助かる。千里浜で休憩。眼前の海のブルーが素晴らしい。しばし休憩。出発.能登里山道路は快走路。CBR250Rも順調に走る。
奥能登山海市場で休憩。輪島市からは国道249号線だ。景観の良いところでカメラ撮影をする。ついに白米千枚田に到着。千枚田の黄金食と背景のブルーに目を奪われる。バイクウエアが重いが魅力に負けて海岸ぶちまで降りる。見上げると水田がずっと上まで続いている。壮観だ。帰ろうと上に登っていると稲束を取り入れている方々に出会った。お聞きするとボランティアグループ えちごや の南高志さんであった。愛媛県から来ていると話すと宇和島の遊子の段畑のことをご存知であった。正直のところ二つは甲乙つけがたい。南さんに輪島市役所を訪問するように勧めて頂いたので訪ねることとした。お互いにエールを交換した後お別れし、道の駅に入った。すると携帯が突然なった。宇和島市役所牛鬼保存会会長楠葉拓史さんからであった。内容は清家会長を囲む会の件であった。能登半島にバイクで来ていると話すと大変驚いていた。それで白米の千枚田で遊子の段畑のことを聞かれたことを話した。輪島市市役所を訪問。観光課誘客推進課の大下さんと名刺交換。能登半島の素晴らしさを話す。

帰路道の駅に寄りながら走行した。道を間違え途中まで国道249号線を走った。これが結果的には吉であった。越前の素晴らしい風景を堪能することとなった。志賀からまた能登里山道路に乗りホテルまで快走をした。能登半島を走行するとの大きな目標をついに達成することとなった。

平成26年9月12日(金)
早朝、念願の兼六園に行く。午前7時開園なのでまだしばらく時間があるので、金沢城を散策。写真などを撮影。早朝散歩をしている市民の方々が多い。それしてもきれいに整備をされている。時間になり兼六園に行く。文句なしに素晴らしい。地方都市にこのような素晴らしいものがあるとは。さすが加賀百万石の重みだ。本当に夢中でカメラのシャッターを押した。満喫しホテルに帰り朝食を食べた。石川県庁に向かう。郊外にあった。環境が素晴らしい。なによりも駐車場が広大だ。これなら満車になることもないだろう。県庁に入る。写真撮影。受付の女性に話しかけ、全国一周バイクツーリングをしていることや、石川県の素晴らしさを話しながら、今まで頂いた名刺綴りを見て頂いていると、突然「可愛いい、バリイさんだ。」と声をあげられた。それは、私の今治西高校の同級生、愛媛県繊維染色工業組合専務理事、羽藤君の名詞にバリイさんが刷り込まれていたのをご覧になったのだ。バリイさんは石川県まで知られていたのだ。なんだか私も誇らしげな気持ちになった。
その後国際観光課の鬼原さんと名刺交換。石川県の素晴らしさを率直に述べさせて頂く。
食堂はまだ開かれていない。最上階の展望階に行く。展望が絶景だ。これそのものが観光スポットだ。光景を楽しむ。喫茶展望に入る。店主が気さくな女性で写真撮影に応じて頂く。コーヒーフロートを注文。暑さのせいで喉が渇いていたので一層冷たさが体を癒し、美味だ。しばし休憩をし、念願の白川郷に向かう。国道304号線、国道156号線を走る。福光の道の駅で休憩。ここは富山県か。珍しい饅頭などがあったので購入。この道の駅の食べ物は本当に美味しかった。このルート、石川県、富山県、岐阜県が入り乱れる楽しいルートだ。しかし、四国ナンバーの車は一台も見なかった。北陸に来ているのを実感させられらた。富山県相倉集落も楽しかった。白川郷までのルートに合掌造りの集落があるとは知らなっ方。とにかく白川郷まで快走路。白川郷到着、岐阜県だ。観光客が多い。カメラ撮影をしながら風情を楽しむ。満足の内に金沢市内のホテルの帰路についた。

石川県庁

白川郷

平成26年9月13日(土)
石川県ともおわかれだ。ホテルをチェックアウトをする。フロントの女性に北陸は本当に素晴らしかったと感想を述べた。すると「どちらからこられたのですか。」と尋ねられたので、「愛媛県からです。」と答えると、嬉しそうに「私の妹が宇和島市の方と結婚しています。」と思いがけない返答があった。「宇和島市は北陸とよく似ていて伊達藩の城下町で海、山、川、など産物が豊富な良いところです。」と説明をした。不思議な縁だ。宇和島市のことが2度も話題になった。
岐阜に向かう。白川郷までは昨日のルートを走る。小雨が降り出したので雨具を着る。
それと、気温が下がり寒い。愛媛を出発するときは、暑かったのでバイクウエアはメッシュだ。雨具を着ると丁度良くなった。しばらく走ると雨も止んだ。国道156号線は飛越狭合掌ライン、白川街道、飛騨街道、越前街道と様々な道路名が続くバイクツーリングにはこの上ない道路だ。ただ走っているだけで楽しくなる。思わずなぜか木枯紋次郎の歌を口ずさんでいた。
「どこかで誰かが俺の帰りを待っている・・・・・・」。
道の駅に寄りながら岐阜羽島に向かう。白山スーパー林道もあったが残念にもパスしてしまった。五平餅を食べる。名前は知っていたが初めて食べた。素朴で想像以上に美味しかった。御母衣ダムで休憩。郡上市あたりから暑くなってきた。
道の駅で長良川を眺める。休憩。バイパスに入ると道路が混雑をしてきた。そこを抜けるとすぐ岐阜羽島だった。

ただただ走るだけで爽快な楽しい国道であった。

平成26年9月14日(日)
今日の目的は2つ。道路混雑高速道路「名神高速道路」を走破すること。赤穂市のI君の墓前に大きな目的の一つであった能登半島を走ったこと、天候に恵まれたことを報告することである、早朝岐阜羽島ICから名神高速に乗る。早朝にも関わらず連休のせいかかなりの交通量である。緊張をする。肩の力を抜いて、手首の力を抜いてと自らに言い聞かせる。後はCBR250rの走力を信頼するばかりだ。早めにSAで休憩。水分を取る。少し寒いのでバイクウエアの上に雨具を着る。丁度良くなった。神経を集中して走り続ける。SAで休憩を繰り返す。滋賀県に入る。SAで琵琶湖を眺めながらしばらく休憩をする。ここまで来たかと少しほっとする。大阪府に入ると渋滞に巻き込まれる。延々と続いている。どうも中国道に向かう道が渋滞している模様。やっと抜ける。これも良い経験だ。中国道を通り、山陽道に入る。赤穂までもう少しだ。SAで休憩。赤穂ICだ。ついにやったぞ。ヤッホーと叫ぶ。予想より早く着いた。万福寺に向かう。I君の墓前に参る。報告と感謝の念を述べる。ホテルに宿泊の予定であったが早く到着したためキャンセルし帰宅することにする。I君に了解を得るとともにしばらくとどまろうと思い赤穂駅で昼食。塩ラーメンを食べる。伯方の塩ラーメンを頭に浮かべつつ食べた。掛け値なしに美味であった。
赤穂市に別れを告げ岡山、倉敷、福山、尾道を通りしまなみを走り、無事帰宅した。成功、次回は群馬のおいと、長野のいとこを訪ねるツーリングに挑戦することとする。
丁度、この文章を書いていると、新聞報道が目に入った。今治市波方町樋口の幸 克人さん(69)が自転車で日本一周をされたとのこと。素晴らしいことだと思います。心からお喜びを申し上げます。私も8日間ばかりのバイクツーリングでも帰ると足腰が痛みます。幸さんの素晴らしさが実感できます。私にも大きな励みとなりました。

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