かどや清家会長、現愛媛県中華料理組合副理事長、元愛媛県料理飲食等組合副理事長、宇和島、松山で飲食店を持ち、この8月には東京西麻布にも出店した。南予地域で知らない人はいない。年期の入った自転車に乗られ、私の娘に言わすと少年のようなきらきら輝く瞳が特徴だ。赴任間もないある日清家会長が私の部屋に来られ「無名会」への参加を依頼された。宇和島市の経、官、大学、マスコミ、団体などの方々からなる毎月の集まりだ。これへの参加が初めての赴任地であり、地縁、血縁もない私にとって地域、人々を知る大きなきっかけとなった。それからのお付き合いである。お越し頂いた会長に玉井さんからの話と、島原理事長、浅田さんにお願いした件をお伝えし、また、大まかな案をお話しした。引いては多くの市民の方々に参加を呼びかけたいが時間もないので直接団体のトップに依頼する、同行をお願い出来ませんか。そのとき手ぶらでは理解されないと思いますので手作りのポスターを持参し説明をしたい。図案は宇和島出身者の汽笛一声新橋の鉄道唱歌を作詞した大和田建樹さんです。当然資金のあてはありませんから0予算です。この地域には優れた皆さんがおられますから力を結集すれば絶対成功します。」。大きな事業はトップダウンだ。経験上下からあげると途中で止まり絶対上がらない。この地域のトップは必ず成し遂げて頂ける。この地域の方々は伊達藩の影響かそれぞれの人が何か得意なものを持たれている。それを活用すれば成功すると私は確信をしていた。「あの長い立派なきさいやロードを歌い、踊りましょう。」。「そうですらいな、やらんといけませんな。」と承諾を頂いた。この後清家会長さんには中心となって尽力頂くことになる。